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PUBLIC RECORDクリエイター著作権の実例2026-11-04 更新· 約12分 閲覧· 作成・監修 サラジムカンパニー対応チーム

【実例】OnlyFans登録者82万人のクリエイター著作権削除|流出動画削除とは別の5年契約

自分で撮影して有料で販売した写真や動画でも、許可していない場所に載れば削除を求められる。登録者約82万人の OnlyFans クリエイターの代理人から受けた依頼をもとに、これが流出動画の削除ではなく著作権の仕事である理由と、代理人が最初に5年契約を提案した理由を整理する。

ABSTRACT

有料会員向けのコンテンツが無料動画サイト、流出コンテンツのまとめ掲示板、ファイル共有サービス、メッセンジャーのチャンネル、検索結果へ広がるのは、無断の複製と送信である。削除の根拠はプライバシーではなく著作権で、サイト運営者、ホスティング、CDN、検索エンジンの順に申し立て、新しいコンテンツが出る限り同じ手順を毎月繰り返す継続管理になる。

本稿は、サラジムカンパニー(SARAZIM LLC)が現在も続けている著作権管理の案件を2026年11月4日時点で整理したものである。クリエイターを特定できる情報はすべて除き、登録者数のみ依頼時に代理人が示した数字を記した。手続は米国著作権局、e-Gov 法令検索、情報流通プラットフォーム対処法ガイドライン等検討協議会、OnlyFans の規約、Google、Cloudflare、Telegram の公式情報で確認した。

01事案の概要

依頼はクリエイター本人ではなく、その活動を管理する代理人(エージェント)から来た。登録者約82万人の OnlyFans アカウントで有料販売した写真と動画が、許可していない場所に広がっているので消してほしい、という内容だった。

料金を払った会員の一部がコンテンツを保存し、無料動画サイトやまとめ掲示板、メッセンジャーのチャンネルに再投稿する。そのページが検索結果に出れば、誰でも無料で見られる。クリエイターにとっては作品の無断複製であると同時に、会員収入が漏れ出す穴でもある。

よくある流出事案と違う点は三つあった。コンテンツは本人が制作し販売したものであること、根拠がプライバシーではなく著作権であること、そして一度の削除で終わらないこと。代理人は最初から5年の長期契約を提案し、現在もサラジムカンパニーが管理を続けている。

記載しないもの

名前、活動名、国籍、コンテンツの内容、掲載先の URL はすべて省いた。契約金額も依頼者との約束により公開しない。

02流出動画の削除と何が違うか

相談で最初に聞かれるのは「自分で撮って売ったものでも消せるのか」である。消せる。ただし入口が違う。

流出動画の削除は、同意なく撮影された動画や、撮影には同意したが拡散には同意していない動画を消す仕事で、根拠はプライバシーと性的な自己決定の侵害である。

今回のコンテンツは、本人が制作し、決まったプラットフォームで決まった人にだけ売った著作物である。販売に同意したことは、どこに載せてもよいという許可ではない。会員が買ったのは見る権利であって、複製して他所に上げる権利ではない。OnlyFans のファンとクリエイター間の契約は、ファンへのライセンスを本人の私的・個人的・非営利の利用に限り、所有権を与えないと定めている。日本の著作権法でも、著作者は複製権と、送信可能化を含む公衆送信権を専有する。会員が別の場所に上げれば、許諾のない複製と送信になる。

著作権の申し立てで示すのは三点である。原本の権利者が誰か、投稿されたファイルが原本と同じか、権利者が許諾していないか。被害の事情を長く説明する必要はないが、権利関係は正確に証明しなければならない。

項目流出動画の削除著作権管理(本件)
出発点同意なく撮影・拡散された動画本人が制作し有料販売したコンテンツ
根拠プライバシー侵害・非同意の拡散著作権(無断の複製・送信)
中心となる資料本人確認と被害の事実原本ファイル・投稿記録・権利者の確認
申し立てる人本人または委任を受けた代理人権利者または権限を受けた代理人
終わる時点削除後に再投稿を監視新しいコンテンツが出る限り継続

一つの事案に二つの性格が混ざる場合は、それぞれに合う窓口に分けて申し立てる。

03有料コンテンツが広がる五つの経路

無断で広がる経路はおおむね決まっていて、経路ごとに窓口が違う。最初にどこに何があるかを分けておくことが、作業全体の速さを左右する。

広がる場所広がり方最初の窓口
無料動画サイト保存した動画をそのまま再投稿サイト運営者の著作権窓口
流出まとめ掲示板複数のクリエイターの素材をリンクで共有掲示板運営者とファイルの保存先
ファイル共有サービス掲示板のリンク先にある実ファイル保存サービスの著作権窓口
メッセンジャーのチャンネル参加者にファイルを直接送信メッセンジャーの著作権窓口
検索結果上記のページが名前の検索で表示される検索エンジンへの著作権削除リクエスト

五つはつながっている。掲示板の投稿を消しても実ファイルが残ればリンクを変えて戻り、サイトから動画が消えても検索結果が別の複製へ案内する。一つだけ片付けても、依頼者の目には何も変わっていないように見える。

Telegram は、公開チャンネルやボットの著作権侵害は dmca@telegram.org で受け付けるが、非公開のグループとチャットに関する依頼は処理しないと案内している。非公開グループの中だけで回る素材は、この窓口の外にある。

04誰が申し立て、何で権利を示すか

著作権の申し立ては誰でもできるわけではない。米国の著作権侵害通知(DMCA 通知)は、権利者または権利者に代わって行動する権限を持つ者の署名を求める。本件では、権利者であるクリエイター、活動を管理する代理人、申し立てを委任されたサラジムカンパニーという関係を、範囲と期間を含めて書面にした。書面がなければ、後で「申立人は本当に権利者の代理人か」と問われたときに答えられない。

通知には、署名、侵害された著作物と侵害物の場所の特定、連絡先、許諾のない利用だと信じる善意の陳述、内容が正確で偽証の罰則のもとで権限があるとする陳述が要る。要件を実質的に満たさない通知は、原則としてプロバイダが侵害を知った根拠として扱われない。

登録は前提ではない。米国著作権局は、著作物は固定された時点から保護され、登録は義務ではないと案内している。米国の著作物で訴訟を起こすには登録が必要だが、削除通知は登録なしで出せる。

通知の前にそろえるもの

  • 原本ファイルと、最初に公開した日時・場所の記録
  • クリエイターから代理人、申立代理人へ続く委任関係の書面
  • 侵害投稿の URL、画面記録、原本と同一であることを示す照合資料
  • 通知に載せる連絡先は、本人ではなく代理人のもの

同一性の照合は人が行う。似た別人のコンテンツを誤って申し立てれば、それ自体が問題になる。サラジムカンパニーは原本を保管せず、メタデータとハッシュ値で照合し、確認が済んだ投稿だけを通知の対象にする。

05OnlyFans は代わりに動くか

OnlyFans の利用規約は、コンテンツを所有しないこと、クリエイターに代わって外部の侵害者へ通知を送る権利を受けることを定める一方、そうした通知を送る義務も侵害を取り締まる義務も負わないと明記している。プラットフォームの外へ出たコンテンツは、結局権利者側が守るしかない。

規約が示す DMCA 削除ポリシーは OnlyFans 上に公開された侵害コンテンツへの対応を、苦情ポリシーは他のプラットフォームでの侵害についての申し立て方法を説明するもので、ウェブ全体の複製を追う義務を定めるものではない。

ファン向けライセンスは譲渡も再許諾もできない限定的なもので、会員期間が更新されずに終わったときなどに自動的に失効する。「お金を払って買った」という反論には、この文言で答えられる。

06削除の順序:サイト、ホスティング、CDN、検索

依頼は上から順に下ろしていく。まずサイト運営者に通知する。米国法は、適式な通知を受けて速やかに削除したプロバイダの責任を免除するため、海外サイトの多くは著作権窓口を置いている。米国著作権局は通知の受領代理人の公開ディレクトリを設けている。運営者が応じなければ、サイトを置くホスティング会社へ移る。

ホスティング会社も、自社のサーバーに置かれた侵害物について適式な通知を受ければ、同じ免責の枠組みの中で動くことになる。

サイトが CDN の背後にあり、実際のホスティング会社が見えないことも多い。Cloudflare は、そのサービスではコンテンツをホストしておらず保存していないものは削除できないとしたうえで、通報をサイト運営者とホスティング会社へ転送し、ホスティング会社には該当コンテンツのオリジン IP アドレスを伝えると案内している。通報の種類によっては、追って対応するための情報も返すとしている。

最後が検索結果である。元のページが消えなくても、Google 検索に著作権侵害による削除を求めれば、検索結果から外せる。申請は Google の法的な削除リクエストから行い、権利者本人か権限を受けた者かを選ぶ。検索結果から外れれば、複製へ向かう最も簡単な道が閉じ、収入が漏れる穴を直接小さくできる。

07国内プロバイダへの送信防止措置

掲載先が日本のサービスなら、情報流通プラットフォーム対処法の枠組みになる。この法律は、権利を侵害されたとする者から申出を受けたプロバイダが発信者に同意を照会し、照会から7日を経過しても不同意の申出がなければ、削除しても発信者への賠償責任を負わない場合を定めている。

実務の基準は、同法のガイドライン等検討協議会が公表する著作権関係ガイドラインである。申出をする者は侵害されたとする本人と弁護士等の代理人とされ、手続は書面または電磁的方法で行い、電話は認められない。プロバイダは申出者の本人性、著作権者であること、侵害が明らかであることを確認し、対象は丸写ししたファイルのように侵害が容易に判断できるものに限られる。

ガイドラインには、申出者の本人性や著作権者であること、侵害であることを確認する信頼性確認団体の仕組みもある。確認団体からの申出が要件を満たせば、プロバイダは必要な範囲で速やかに削除などの措置を取ることになる。

代理の範囲

海外の DMCA 窓口は権限を受けた代理人の通知を受け付けるが、国内のガイドラインが想定する代理人は弁護士等である。国内プロバイダへの申出は権利者本人の名義か弁護士を通じて行い、サラジムカンパニーは記録、照合、書式の下書きを支援する。

08申立人の名前を前に出さない

通知には申立人の名前と連絡先が入り、サイトによっては投稿者に伝わる。Google も、侵害したとされる者やサイト運営者に通知を試みることがあるとしている。Google は著作権の削除リクエストについて、リクエストを行った個人の名前や権利者の名前などを非営利団体 Lumen と共有し、連絡先欄の情報は共有しないとしている。削除の影響を受けた検索結果ページの下部には、Lumen で公開されたリクエストへのリンクが表示される。

そのため本件では、クリエイターではなく委任を受けた代理人が申立人になり、通知の連絡先も代理人のものにした。Telegram も、著作権の申し立ては権利者か権限を受けた代理人に限ると案内している。ただし権利者名の欄は共有されるため、表記は最初の申し立て前に本人と決めておく。活動名で収入を得るクリエイターにとって、実名と連絡先の拡散はコンテンツの流出より重い被害になりうる。

09反論通知と誤った通知の責任

米国法では、投稿者は署名、誤りまたは誤認により削除されたとする偽証罰則付きの陳述、連邦裁判所の管轄への同意を含む反論通知を出せる。権利者が訴訟を起こした旨の通知がなければ、プロバイダは受領から10〜14営業日の間に投稿を戻す。

逆に、侵害である、あるいは誤って削除されたと故意に重要な点で偽った者は、弁護士費用を含む損害を賠償する責任を負いうる。似ているというだけで確認していない投稿までまとめて通知すれば、本当に消すべき投稿をめぐる争いが長引く。本件では原本照合が済んだ投稿だけを通知に入れ、同一と判断した根拠を記録した。

実務メモ

確認していない投稿を混ぜると、一件の反論で残りの通知の信頼まで揺らぐ。件数を増やすより一件ずつ正確に出すほうが、結局多く消える。

105年契約と毎月の繰り返し

印象に残ったのは契約期間だった。普通の削除依頼は今広がっているものから始まり、監視は期間を決めて付け足す。代理人は最初から5年の契約を提案した。

理由の一つは、会員制のクリエイターが新作を出し続け、そのたびに複製も生まれることである。一度片付けても翌月には新作の複製がたまる。もう一つは継続性で、同じサイト、同じ掲示板、同じ投稿者が繰り返し現れる。どの運営者がどの形式の通知に応じるか、どのホスティングが速いか、どの投稿者がアカウントを変えて戻るかという情報は、管理が長いほど蓄積される。米国法は、繰り返し侵害する利用者を適切な場合に停止する方針をプロバイダに求めており、同じ投稿者の長い記録がその方針を動かす材料になる。

代理人は進め方より先に価格を尋ねた。著作権管理を守るべき収入と比べて判断する姿勢で、5年という期間と範囲で交わされた契約の規模は、サラジムカンパニーも驚くほどだった。会員制コンテンツの無断拡散は気分の問題ではなく売上の問題である。

見積もりを決める要素

  • 管理対象:クリエイターの数、プラットフォームの数、毎月新しく出るコンテンツの量
  • 監視範囲:動画サイト、掲示板、ファイル共有、メッセンジャー、検索結果のどこまでか
  • 頻度と報告:どのくらいの間隔で探し、どの形で報告するか
  • 契約期間:一度の整理か、長期の継続管理か

契約後の作業は地味で、毎月同じ順序を踏む。

  1. 新作のメタデータとハッシュ値を記録する
  2. 決めた範囲でサイト、掲示板、メッセンジャー、検索結果を探す
  3. 原本と照合して記録する
  4. サイト運営者、ホスティング、CDN へ通知する
  5. 検索結果からの削除を求める
  6. その回の結果を報告し、翌月また最初から始める

流出動画の削除は広がったものを消して再投稿を見張る仕事で、目標は動画が消えることである。著作権管理は、売り続けている作品が許可のない場所にとどまらないようにする仕事で、目標は販売経路を守ることにある。サラジムカンパニーは月平均52,142件以上の削除を処理し、914以上のプラットフォームに対応し、削除率は98.2%である。創業者は Palo Alto Networks 出身のセキュリティ専門家で、CISSP、CISM、CEH、OSCP、GIAC GASAE を保有している。

よくある質問

OnlyFans に載せたコンテンツが他のサイトに広がった。消せるか

消せる。本人が制作した写真や動画は著作物で、許可なく他所に上げることは複製と送信に当たるため、サイト、ホスティング、検索エンジンに削除を求められる。

自分で撮って売ったものでも対象になるか

なる。OnlyFans のファン向けライセンスは私的・個人的・非営利の利用に限られ、所有権は与えない。販売への同意と再配布の許可は別物である。

流出動画の削除と何が違うか

流出動画の削除はプライバシーを根拠に消す仕事、著作権管理は著作権を根拠に新作が出る限り続ける仕事である。資料、申立人、終わる時点がすべて違う。

代理人や会社が代わりに申し立てられるか

米国の DMCA 通知は権限を受けた者が出せるが、委任の範囲と期間を書面にしておく必要がある。国内プロバイダへの申出は、ガイドライン上、本人か弁護士等の代理人が行う。

申し立てると実名が相手に知られるか

知られうる。Google は申立人と権利者の名前を Lumen と共有し、連絡先欄は共有しない。代理人が申立人になれば、本人の連絡先を前に出さずに済む。

消した投稿が戻ることはあるか

ある。米国では反論通知の受領から10〜14営業日で、権利者が提訴しない限り戻される。そのため照合済みの投稿だけを通知する。

OnlyFans が代わりに消してくれないのか

規約上、クリエイターに代わって通知を送る権利はあるが、送る義務も侵害を取り締まる義務も負わないとされている。

著作権管理の費用は何で決まるか

管理するクリエイターとプラットフォームの数、毎月の新作の量、監視範囲、監視の頻度と報告方法、契約期間で決まる。相談で範囲を決めてから見積もる。

公開2026-11-04
最終更新2026-11-04
閲覧時間約12分

本稿は一般的な情報であり、法的助言ではない。結論は個々の事実関係や相手方の判断によって変わり、特定の結果を約束するものではない。プラットフォームの方針や手続は変わるため、記載は掲載日時点で確認した内容である。事例のクリエイターを特定できる情報は公開せず、契約金額も依頼者との約束により記載しない。OnlyFans、Google、Cloudflare、Telegram はそれぞれの権利者の商標であり、サラジムカンパニー(SARAZIM LLC)はこれらと提携関係にない。サラジムカンパニー(SARAZIM LLC)は法律事務を取り扱わないため、法的助言や訴訟が必要な場合は弁護士に依頼すること。

CASE INTAKE

許可していない場所に載った作品を、著作権で整理する

サラジムカンパニー(SARAZIM LLC)は、相談でまず権利関係と管理の範囲を確認し、クリエイターの実名を前に出さない形で削除の申し立てを進める。結果は確認できた事実だけを回ごとの報告書で伝え、相談内容は担当者以外に共有しない。

すべての相談は匿名で行われます。